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宇宙は人類が初めて進出して以来、これまでおおむね平和な環境が保たれてきた。しかし各国が大気圏を越えて兵器を展開させるようになった今、米軍も宇宙戦争を視野に入れた戦闘準備に乗り出している。

「人類が行く所には常に衝突があった」。米戦略軍のジョン・ハイテン司令官はそう振り返る。「つまり人類が物理的に進出するたびに衝突は起きる。我々はそれに備えなければならない」。

現在の米国はほかのどの国よりも宇宙に依存している。敵対する勢力によって人工衛星が無効化もしくは破壊されてしまえばテレビは映らず、携帯電話網は機能せず、インターネットも速度が低下していずれ停止する。株式市場や信号、鉄道、航空機、さらには核攻撃の早期警戒システムもGPS衛星に依存する。

宇宙空間でも米国の主な仮想敵国はロシアと中国。シリアからウクライナ、南シナ海、サイバー空間に至るまで、地上の争いは既に大気圏を越えて拡大しつつある。

中国とロシアは宇宙空間で米国に対抗するための最新鋭兵器を配備してきた。ロシアは米国の衛星にひそかに接近する「コスモス2499」など複数の衛星を展開。これらはカミカゼ衛星と呼ばれ、命令を受ければ米国の衛星に体当たりしてこれを無効化もしくは破壊する。中国は米国の衛星をつかんで軌道の外に出すためのアームを搭載した衛星「試験」を打ち上げた。

「米軍がそうした現実に基づいて戦時態勢を取っていないとすれば衝撃的だ」。民間衛星調査企業AGIの経営者ポール・グラジアニ氏はそう解説する。

http://www.cnn.co.jp/usa/35092888.html?ref=rss